InSite 組織テンプレート機能を使用したハブ サイトを構築する
SharePoint ハブ サイトの概要

SharePoint ハブ サイトの概要


特に複数の事業所や部門を持つ中堅~大規模企業においては、複数構築される社内サイトを集約できる「 SharePoint ハブ サイト」が、社内ポータルの運営に欠かせない機能となります。これまでサブサイト構造や、モダンUIのリリース以降はサイトコレクション単位でサイトを構成する手法がとられていましたが、配下サイトの統制、サイト間のファイルの検索、グローバルナビゲーションや統一テーマカラーの適用に課題がありました。
今後はハブ サイト機能と、社内ポータルや文書管理などの社内サイトを簡単に構築できるDiscoveries InSite を組み合わせて利用することで、組織に即して整理されたサイト構造とユーザービリティを持ち合わせる社内ポータルの構築が可能となります。本シリーズでは、 SharePoint ハブ サイトの機能概要と利用シーン、さらに InSite を組み合わせた利用方法を紹介します。

この記事の内容

1.ハブ サイトとは?
2.ハブ サイトの活用シーン
3.ハブ サイトの権限
4.ハブ サイトの機能
 4-1:共通のナビゲーション表示
 4-2:ハブ サイト内検索
 4-3:ニュースwebパーツ
 4-4:強調表示されたコンテンツwebパーツ

ハブ サイトとは


ハブ サイトは、部門/地域/プロジェクトなどに基づいて作成された複数の SharePoint モダンUIサイト(以降サイト)を関連付けることができる機能です。
・関連するサイトに共通のロゴ、ナビゲーション、カラーが適用できます
・関連付けされたすべてのサイトのコンテンツ(ニュース、ファイル等)を表示し、検索することができます

参考: 「SharePoint hub サイトとは」https://support.office.com/ja-jp/article/sharepoint-hub-サイトとは-fe26ae84-14b7-45b6-a6d1-948b3966427f

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ハブ サイトの利用シーン


各部門メンバーだけが参照できる部門サイトが複数あるが、この複数の部門サイトの情報を集約して全社員で参照できるポータルサイトを作成したい場合に、ハブ サイトの機能が役に立ちます。

他にも下記のような利用シーンが想定できます。

・複数の事業所サイトを集約した「事業部ポータル」を作成
・関連する複数のプロジェクトサイトを集約した「プロジェクトポータル」を作成
・複数の同好会サイトを集約した「同好会ポータル」を作成

注意事項 ※本記事投稿2019年1月時点
1. ハブ サイト同士を接続することはできません
2. ひとつのサイトを複数のハブ サイトに関連付けることはできません
3. ひとつのハブ サイトに関連付けが可能なサイト数に制限はありませんが、ひとつの組織内に作成できるハブ サイトは100サイトまでです
参考 :「ハブ サイトを作成する」 https://docs.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/create-hub-site

ハブ サイトの権限


ハブ サイトを含む各サイトに設定されているアクセス権限が保持されます。ハブ サイトに関連付けられているサイト(以降「関連付けサイト」表記)は、ハブ サイトや関連付けサイトのアクセス権限を継承しません。
また、ハブ サイトには関連付けサイトのコンテンツが集約されますが、ハブ サイトにアクセスするユーザーが参照権限のあるコンテンツのみが表示されます。

 

ハブ サイトの機能


1.共通のナビゲーション表示

ハブ サイトと関連付けサイトの上部に、共通のナビゲーションバーを表示させる事ができます。この設定はハブ サイトの所有者が、ハブ サイトに対して行います。
ハブ サイトに設定を行うと、すべての関連付けサイトにも自動的に反映されるため、共通なロゴとリンクを簡単に設定することが出来ます。
また、関連付けサイトからは設定変更が出来ない仕様となっているため、ハブ サイト管理者が設定した共通ナビゲーションを維持することが可能です。

2.ハブ サイト内検索

ハブ サイト上に保存されているコンテンツと、関連付けサイトのコンテンツを検索することができるようになります。サイトにアクセスしているユーザーの権限に応じて、参照可能なコンテンツのみが対象となります。

3.ニュースWebパーツ

ハブ サイトでニュース Web パーツを使用すると、関連付けサイトで公開されたニュースが自動的に集約され、表示されます。

4.強調表示されたコンテンツWebパーツ

ハブ サイトで強調表示されたコンテンツ Web パーツを使用すると、関連付けサイトのコンテンツが自動的に集約され、表示されます。

このようにハブ サイトは、複数の社内サイトの関連性を柔軟に設定・変更することができます。

ハブ サイトでは、様々なコンテンツWebパーツを追加することが可能です。
だからこそ、社内の情報の中でも、ハブ サイトに追加したい社内情報が多く、どこにどんな情報を配置したらよいか、悩まれる方も多いのではないでしょうか?
ディスカバリーズでは、 SharePoint ハブ サイトでは難しい Webパーツの設置を、自社プロダクトの「Discoveries InSite 」やコンサルティングサービスでサポートいたします。
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SharePoint ハブサイトのWebパーツ活用方法について詳しくお伝えします。


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